2023/04/28
漁業の未来について思うこと
こんにちは🤗!
先週の🌹ももクロ春の一大事in福山市🌹ではたくさんのモノノフさん達にお会いすることが出来ました🤩💖ありがとうございました🙇♀️🙇🙇♂️
今もまだオンラインショップにご注文いただいたり、SNSに美味しかったとの声をあげていただいたり、内海町の直販店に足を運んでくださる方もいらして、本当にこのご縁に感謝です🥹🫶💗❤️💛💜
さて今日はマルコ新聞より「漁業の未来について思うこと」という記事をご紹介します💁♀️📰
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漁業の未来について思うこと
漁業の未来を考えた時、よく言われるのが「後継者不足」「環境の変化」によって継続するのが難しくなっているということです。でも、これは問題の本質でしょうか?確かに、後継者も減ってきているし環境も変わってきています。でも、その中でも必要十分な収入を得る方法はあると思うし、収入とやりがいが十分あれば、必然的に後継者は現れます。
僕が考える漁業の最大の問題点は、ビジネスモデルの賞味期限切れです。
今の日本の漁業の基本ビジネスモデルは、漁師は獲ること(または育てること)に集中し、たくさん獲る努力をし、中間流通へ引渡し、市場や入札で買う側が価格を決定します。でも、環境の変化など様々な要因で、昔に比べて漁獲は減っています。そんな中でも、たくさん獲ることを前提としている旧来のビジネスモデル。これでは生活できないので、後継者は現れません。でも、全く獲れないわけではないし、獲れたものを喜んで食べてくださる「消費者」はいるわけです。ネット社会で世界中の方とつながることもできます。環境が変化しても育てる事ができる海産物も存在します。打つ手は無限にあるように思います。
田島がある福山市の場合、「芦田川」という大きな川が、河口堰で水がせき止められているため本来供給されるはずの川からの養分が遮断されて、環境が大きく悪化したという問題は確かにあります。それについて僕自身思うところもあるのですが、言っても始まりませんしすぐにどうなるものでもない。
今田島の若い漁師は、自分たちで販路を見つけたり作ったりする努力をして、一部は成果を上げつつあります。上の世代も、漁を見せた後、魚料理を振る舞う「定置網観光」をやっていました。今は諸事情で停止中ですが、獲るだけが漁師じゃないことを示した好事例だと思います。
そう考えると、付加価値の付け方も工夫次第です。
僕が考えるこれからの漁業のスタイルは、漁業者自身が、自らの生産品に付加価値を付け、価値に見合った価格を付け、お客様にその価値を伝える努力をし、喜んで買っていただけるというお客様とのよき関係を築き、その結果生活していくのに十分な収益を得る。こういうサイクルが理想的だし、やりがいもあるし、なによりお客様が喜んでくれている姿を間近に見られるので、やっていて楽しい。「お客様」が消費者であっても、業者さんであっても同じことです。相手が業者さんであれば、協力して価値を伝道して、消費者まで伝わるようにすればいい。
田島の若い漁師は、みんな今置かれた環境で、できることを真剣に考えています。僕は、少なくとも「田島」の漁業の未来は明るいと信じています。
(マルコ新聞Vol.12 2022年8月号より抜粋)
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田島の漁業の未来を考え、漁師と消費者が友達になるイベント「UTSUMI FISHERMAN'S FEST」🎈
今年は4月29日の開催予定でしたが、雨予報のため、
5月6日(土曜日)に順延、開催することになりました!
当日はフェスに出店しますのでマルコショップはお休みします🙇♀️
明日4月29日は田島漁協青年部が行う朝市「とれぴち活魚市場」開催🐟🐟🐟
マルコショップも通常営業となります🍙
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