マルコ水産のこだわり
生産者だからこそできることがある。生産者にしかでき得ないことを!
弊社はすべて自社で育てた海苔を使用し、胞子の段階から商品になるまで、全ての工程に関わっております。
自分の五感で感じ、自信のあるものだけを商品にしております。
生産者だからこそできる特権です。
味に対するこだわり
自然がはぐくんだ素材の味を生かし、優しい味に仕上げました
良い海苔は素材自体にしっかりとした味があります。
弊社では、海苔自体の持つ自然な味をお客様に感じていただける様に自然な味付、自然な調味料にこだわり、体にも優しい商品となっております。
素材に対するこだわり
初摘み一番海苔の中でももっとも味の良いものを自分の目で厳選
全体の7~8%程度しか獲れない、味も口どけも最もよく、パリッとした食感が特徴の「初摘み一番海苔」。
その中でも一番良い素材を私たち自身の目で厳選しております。
その年にとれた一番良い海苔をお客様の元へお届けします。
製法に対するこだわり
小さな芽を落とさないよう、手間暇かけた育苗
毎朝、日の出とともに網を干し、洗い、海に戻す。海苔の胞子は非常にデリケートです。
網についた胞子を落とさず丁寧に扱うことが、おいしい一番海苔を育てる秘訣です。
一時も目が離せない一番大切な工程です。
衛生面に対するこだわり
4回の洗浄と3回の異物検出で安心安全
瀬戸内・内海町田島の海苔師が胞子(たね)から大切に育てました
栄養豊富な瀬戸内の海で、海苔漁師が胞子付けの段階から大切に大切に育て上げました。
真冬の海の上で行われる繊細な作業。厳しい作業を経験しているからこそ、愛情もいっぱいです。
種付け
10月初旬
~すべての始まりはここから!顕微鏡の中に広がる小さな世界~
種の入ったカキガラ糸状体というものを吊り下げて、網を巻いた水車をまわし、水流を発生させ、水温を下げ、光が当たることにより、胞子(種)を放出させ、網に付着させます。
遮光ネットで光の量を調節し、牡蠣殻を漬けた水槽で水車に網を巻いてぐるぐる回します。
顕微鏡で胞子(種)の付き具合を確認
胞子(種)がついたら網を水車から外して、種が網に定着するように別の水槽で休ませます。その後、竿に網をかけて水を切り、袋に入れて箱に詰め、海水温が下がるまで冷凍保管します。
育苗
10月下旬から11月中旬
水温が23度になったら、冷凍保管していた網を養殖域に配置し、毎日手入れを行います。
毎朝夜明けとともに海に出て、ロープをひいて網を持ち上げて海面から出し、網に付着したケイソウや微細な浮遊物をポンプで洗浄し、適度な干出をします。
(海苔は干潟で海の中に浸かったり干上がったりを繰り返しながら成長します。要するに、その状態を海の上で人工的に作る作業です。また、網を乾かすことにより海苔以外の雑草は枯れ、乾燥に強い海苔だけが生き残る仕組みです。)
お米でいうと苗の状態で、一旦海から回収し、海水温度がさらに下がり適温になるまで再び種網を冷凍庫で保管します。
白かった網に付着させた種から黒い海苔の芽が出てきている様子
本張り
11月下旬から12月初旬
海水温度が18度になったところで、海苔漁師が冷凍していた網を1枚ずつ広げ養殖域に配置します。お米でいうと田植えの段階です。
刈取り、製造
12月中旬から3月中旬
海苔が20cm~30cm程に成長したらいよいよ収穫!刈船、通称もぐり船と呼ばれる船で網の下をくぐり、育った海苔を刈り取ります。
採取した海苔を、専用のポンプで陸上の保管水槽へと送ります。海水で洗浄し、同時に専用の機械で異物除去を行います。
次に、ミンチした海苔を、真水に浸し、撹拌することにより、熟成させます。調合機という機械により、水と海苔を均一の厚みになるように調合し、抄機により既定の大きさのおなじみの海苔の形に整え、スポンジ脱水し、乾燥機へ入れます。
約2時間から3時間で乾燥機から出てきた海苔を異物や形状の検査を行い、製品として出荷されます。
空から撮影された海苔畑