
2024/10/08
北海道 | 東北 | 関東 | 信越 | 中部 | 北陸 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 | |
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通常便 | 1,580円 | 1,160円 | 950円 | 950円 | 840円 | 840円 | 740円 | 740円 | 840円 | 740円 | 1,260円 |
クール便80 | 1,910円 | 1,490円 | 1,280円 | 1,280円 | 1,170円 | 1,170円 | 1,070円 | 1,070円 | 1,170円 | 1,070円 | 1,590円 |
クール便100 | 2,020円 | 1,600円 | 1,390円 | 1,390円 | 1,280円 | 1,280円 | 1,180円 | 1,180円 | 1,280円 | 1,180円 | 1,700円 |
通常便 | クール便80 | クール便100 | |
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北海道 | 1,580円 | 1,910円 | 2,020円 |
東北 | 1,160円 | 1,490円 | 1,600円 |
関東 | 950円 | 1,280円 | 1,390円 |
信越 | 950円 | 1,280円 | 1,390円 |
中部 | 840円 | 1,170円 | 1,280円 |
北陸 | 840円 | 1,170円 | 1,280円 |
関西 | 740円 | 1,070円 | 1,180円 |
中国 | 740円 | 1,070円 | 1,180円 |
四国 | 840円 | 1,170円 | 1,280円 |
九州 | 740円 | 1,070円 | 1,180円 |
沖縄 | 1,260円 | 1,590円 | 1,700円 |
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こんにちは!
遂に本日海苔の種付けが始まりました🔥
早朝雨の中のスタートとなりましたが、8時半頃には雨も止んで、種の付きも初日にしては順調◎いい感じです👍
そんな種付け初日の本日は、マルコ新聞2023年10月号より「大公開!マルコ水産の海苔の種付け」という記事をご紹介します📰✍️タイミングぴったり😎✌️少し長くなりますが、どうぞお楽しみください🤗
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大公開!マルコ水産の海苔の種付け
いよいよ今シーズンも海苔の種付けが始まりました。毎年、ここから海苔養殖はスタートします。種付けは、陸上で水車を用いて行います。種付けのためには、水温、水流、光、日照時間など様々な要素の条件がそろう必要があります。今回は、不思議な海苔の生態も含めて、海苔の種付けとはどんな作業なのかを少しご紹介しようと思います。やったことのない人にとっては、理解が難しい部分もあるかもしれませんが、ぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです。
海苔は、水温が高い時期は葉状体として存在できず、糸状体という状態で、牡蠣殻の層の中に潜ります。左の写真のように、層の中に繊維を張り巡らして黒く見えます。僕たちは、たくさんある品種の中から、最適だと思うものを選んで、この状態の種を種苗屋さんから購入します。

水温が25℃以下になると、糸状体は胞子嚢という豆のさやのようなものを作り始め、その中で「殻胞子」が成長します。これが海苔の「種」です。6-7日間で、殻胞子が熟して、胞子嚢から飛び出してきます。こうなると種付け開始です。マルコでは、19℃-20℃が種の成熟に最適と考え、それを維持するように冷却しながら種の成熟を待ちます。
成熟した牡蠣殻糸状体を、水槽の中に吊るして、海苔網を巻いた水車を回すことによって採苗します。水車が回転し、水のしずくがたくさんできることにより、気化熱で水温が下がります。さらに種付けに必要な水流も発生し、種付けに必要な条件が整います。もう一つの要素である光(日光)ですが、光が多すぎると種がいっぺんに出すぎてしまうので、遮光ネットで光量を調節します。種は、日の出から数時間が最もよく出るので、種にちゃんと日の出を感じてもらえる環境で管理します。
種は、目に見えないくらい小さいので、ちゃんとついているかどうかを顕微鏡で確認しながら種付けを進めます。網は5枚1組で束ねてあり、5枚単位で種の付き具合を顕微鏡で確認します。上の写真で、金色に光って見えているのが海苔の種です。(光を当てているので、実際の色とは異なります。)マルコ水産では、100倍の顕微鏡一視野(約2mm)に50-60個種がついていることを目安にしています。一般論と比較するとやや濃い目の種付けです。
種がちゃんとついていることが確認できた網は、水車から外して養生層で寝かせます。まんべんなく光が当たるように、途中で網をひっくり返しながら養生します。こうして、早朝6時ごろから、お昼の12時ごろまで種付けは続きます。ピークは、7時~10時くらいに訪れることが多いです。それ以降は種は出にくくなり、また翌日の早朝、日の出を感じたら種を放出し始めます。種の管理が悪いと、このサイクルが狂い、思い通りに種を放出してくれません。海苔の種にも、人間と同じように、規則正しい生活リズムが必要です。
3時間程度、光を浴びながら水槽で養生すると、網に付いた種が、しっかり網に根付いて簡単には脱落しない状態になります。そうなったら、水槽から網を揚げて、水を切った後、5枚ずつ箱に詰めて冷凍庫で冷凍します。海苔は、「冷凍耐性」をもっているので、冷凍しても死にません。冷凍する理由は、海水温が網を張る適温に下がるまで待つためです。種付けの時には、海水温はまだ26℃前後のことが多いですが、育苗で網を張るためには、23℃を下回る必要があります。網を冷凍し、水温が下がるのを待っている1週間くらいの間に、僕たち漁師は沖に出て育苗のための漁場設置などの準備をします。
こうして、マルコ水産では約2700枚の網に種を付けます。年間で4-5日だけの作業ですが、とても大事な作業です。忙しくて人手が足りないときは、加工部のメンバーさんも手伝ってくれます(^^)
(マルコ新聞Vol.18 2023年10月号より抜粋)
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