
2023/07/12
北海道 | 東北 | 関東 | 信越 | 中部 | 北陸 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 | |
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通常便 | 1,580円 | 1,160円 | 950円 | 950円 | 840円 | 840円 | 740円 | 740円 | 840円 | 740円 | 1,260円 |
クール便80 | 1,910円 | 1,490円 | 1,280円 | 1,280円 | 1,170円 | 1,170円 | 1,070円 | 1,070円 | 1,170円 | 1,070円 | 1,590円 |
クール便100 | 2,020円 | 1,600円 | 1,390円 | 1,390円 | 1,280円 | 1,280円 | 1,180円 | 1,180円 | 1,280円 | 1,180円 | 1,700円 |
通常便 | クール便80 | クール便100 | |
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北海道 | 1,580円 | 1,910円 | 2,020円 |
東北 | 1,160円 | 1,490円 | 1,600円 |
関東 | 950円 | 1,280円 | 1,390円 |
信越 | 950円 | 1,280円 | 1,390円 |
中部 | 840円 | 1,170円 | 1,280円 |
北陸 | 840円 | 1,170円 | 1,280円 |
関西 | 740円 | 1,070円 | 1,180円 |
中国 | 740円 | 1,070円 | 1,180円 |
四国 | 840円 | 1,170円 | 1,280円 |
九州 | 740円 | 1,070円 | 1,180円 |
沖縄 | 1,260円 | 1,590円 | 1,700円 |
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こんにちは!
蒸し暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか🐌🍀
マルコの最近は、海苔網を洗浄・修繕して次のシーズンに備えたり、佃煮を炊いたり乾海苔の加工をしたり、お中元ギフトを詰めて発送したり、夏も美味しい牡蠣のお手入れをしたり、、、といった感じ💭暑さに負けず、もりもり頑張ります🤩❤️🔥
さて、今日はマルコ新聞から「きれいな海と、豊かな海の違い」のお話をご紹介します。
お楽しみください🤗
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きれいな海と、豊かな海の違い
こんにちは!3代目海苔師(兄)兼田寿敏です。
マルコ水産のお正月は、今年も海苔、海苔です。海苔養殖は、正月ごろ収穫のピークを迎えるので、正月が休めるというのは、生産が好調ではないことの裏返しでもあり、海苔業者にとってあまりうれしくありません。
そんな海苔養殖ですが、近年は、海苔の栄養塩の不足に苦しめられています。特にここ2-3年の状況は、漁業者にとっては予断を許さないような状況です。このような現象は、田島だけでなく、瀬戸内海全域で起きていて、漁業者の間では大きな問題となっています。
栄養塩というのは、主には窒素、リンなどを指し、植物の生育には欠かせない栄養素です。海苔は植物なので、これらが不足すると直接的に影響を受け、生育不良や色落ちにつながり、製品として出すことが出来なくなります。
影響を受けるのは海苔だけではありません。植物の生育に欠かせないということは、これらがないと植物性プランクトンが生育することができません。植物性プランクトンは、牡蠣などの貝類のほか、動物性プランクトンなどの餌となり、動物性プランクトンは、小魚の餌に、小魚は大型の回遊魚の餌になります。つまり、栄養塩がなくなるということは、瀬戸内海に魚が住めなくなることを意味しています。今、こうした状況が急速に進んでいます。文字通り、急速に!です。
ここで、「きれいな海」と「豊かな海」の違いはどういうものでしょうか?
栄養塩が豊富だと、プランクトン類も豊富で生物がたくさん住んでいます。そうすると、プランクトンそのものや、生物の排泄物などの影響で水は濁ります。この状態は「きれいな海」とは言えませんが、「豊かな海」ではあります。逆に「きれいな海」とは、言い方を変えると生物が住んでいない海の事です。そうです。目指さないといけないのは、「きれいな海」ではなく、「豊かな海」なのです。
かつて瀬戸内海は、「富栄養化」が問題視され、原因の一つだった生活排水を、下水処理で完全に浄化することで解決してきました。ところが、今はそれが原因で瀬戸内海は「貧栄養化」しています。
そんな現状を踏まえ、昨今の法改正により、規制値を超えない範囲で、下水の栄養塩濃度を調整することが、各自治体の権限でできるようになりました。しかし、対応は自治体によって温度差があります。残念ながら我が広島県は、今のところ積極的な動きはありません。福山市の場合、芦田川という大きな川を河口堰でせき止めていて、川からの流入がないことも、栄養塩不足の大きな原因となっていますが、こちらも働きかけに対して積極的な動きはありません。
僕たちは、漁業者の立場から、この問題と向き合って、自分たちにできることは何か、考えています。そして、漁業者以外の方々にもこの問題の存在を知り、考えていただく事が重要だな、と考えています。
(マルコ新聞Vol.14 2023年1月 新春特別号より抜粋)
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